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The Japan Acupuncture & Moxibustion Association

鍼灸臨床研修会
公益社団法人日本鍼灸師会 研修事業(公1)研修委員会

「鍼灸臨床研修会」
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2017年4月19日 サイトを更新
2016年8月3日
サイトをオープンしました。
鍼灸臨床研修会の意義と目的
 鍼灸臨床研修会は、公益社団法人日本鍼灸師会の公1研修事業として、研修委員会委員と臨床研講師陣で運営されています。定款に記載されている「鍼灸学術の振作昂揚」「鍼灸師の資質向上」「鍼灸師の養成」などに関する事業として行い、国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的としております。

以下、『公益社団法人日本鍼灸師会 定款』より抜粋

第2章 目的及び事業

(目的)

第3条 本会は、
鍼灸学術を振興し、鍼灸業務を通じて高齢者の福祉の増進、公衆衛生の向上に関する事業を行い、もって国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的とする。
(公益目的事業)
第4条 本会は、前条の目的を達成するため次の事業を行う。

(1)
鍼灸学術の振作昂揚に関する事業(2)鍼灸学術の医学的研究に関する事業
(3)
鍼灸業務の振興に関する事業
(4)
鍼灸師の資質向上に関する事業
(5)鍼灸師の養成に関する事業

(6)日本鍼灸会館の運営に関する事業

(7)その他本会の目的を達成するために必要な事業
2 前項の各事業については、日本全国において行うものとする。


【意義と目的】 
 臨床研は昭和56年に日本鍼灸師会が鍼灸師の生涯教育の一環として、学術と資質の向上を目指して「鍼灸臨床指導者講習会」が発足された。また、その方法は名称が示すとおり、全国各師会の学術指導者の育成を目的に基礎的内容を中心として研修会が進められてきた。

 どの鍼灸師も臨床における共通の知識を持ち、しかも共通言語で情報の共有ができ、鍼灸師の資質の向上を目的に書かれた書籍、あるいは講習会がどれだけあったであろうか。多分、殆ど皆無に等しかったことは想像に難くない。例えば、鍼灸の適応、不適応を考えた時、ベテランと言われる臨床家であってさえも、師匠から継承された知識や、自分の経験に頼らざるを得なかったのではないか。まして、鍼灸初学者であれば、路頭に迷うのは当然のことであり、自信を持って臨床を行うなどとは、遥か彼方のように思えたかもしれない。結局、鍼灸師は共通の知識を持ち合わせていなかったが故に、独自性の発揮は出来てもレベルの格差が大きく、社会から充分に信頼されるとは言い難い状況ではなかったかと推察する。
 そのような状況の中、全国各師会の学術指導者の育成をとおし、鍼灸師が臨床の場で最低限必要な基本的臨床能力のレベルアップが普及することと同時に、鍼灸師が医療人の一員として、どのように患者に接すればよいか、鍼灸師の在り方にまで踏み込み、鍼灸師の学術面の向上と共に、資質の向上に寄与した。臨床研の内容は、鍼灸師会の内外を問わず、高い評価を受けるようになってきた。本研修会の意義と目的は、医療人としての鍼灸師の基本的臨床能力の習得と、その実践的臨床能力をコアとした鍼灸師の卒後研修から生涯研修における講師育成にある。

【高い視点に立った研修】
 では、「本物」に限りなく近づくためには一体何をしていけばよいのであろうか。本物とは真に人から必要とされ、その期待に応えられる人間ではないかと思う。鍼灸師においては、的確な診断能力があり、その治療と対応に優れ、患者を心身の両面において「安心」を与えられることができ、また他の医療関係者との連携、情報共有も積極的に行い、今に留まらず、常に進歩向上を目指す鍼灸師ではないかと考える。

(1) 医療面接法
 医療面接に関する知識、患者さんに接する態度、患者−鍼灸師関係を良好なものにするためのスキルアップは、問題となる患者情報の収集、患者教育、インフォームド・コンセント、リスクマネジメントにまで関連し、日常の鍼灸臨床において最も考慮すべき点である。
(2) 問題点を把握するための情報収集
 問診、徒手検査法(古典的診察法を含む)に関しては、問題解決レベルいわゆる臨床診断ならびに適応・不適応の鑑別に深い知識が必要となる。手技の習得には実演(デモンストレーション)や模擬体験、実地体験が有効である。
(3) 鍼灸の安全性とリスクマネジメント
 臨床においての失敗したことヒヤリとした経験の情報開示と共有は、リスクマネジメントの基本的理念になる。一人の鍼灸師が引き起こした事故は、患者さん及び鍼灸業界に強い衝撃を与えてしまう。発生防止のためのリスクマネジメントについての研修は必須と考える。
(4) 医療連携
 医療連携は、鍼灸師が苦手としてきた領域に属する分野である。しかし臨床の場においては、鍼灸師が抱えてはいけない疾患、鍼灸治療より望ましい処置方法を優先すべき判断と遭遇することがある。共通言語がなければ、およそまともな情報交換は期待できない。カルテの記録方法、紹介状(患者情報提供書)の書き方など、鍼灸臨床における大切な臨床能力といえる。
(5) 症例プレゼンテーション能力 (症例報告 学会発表)
 症例報告、学会発表は繰り返し実施して獲得するスキルの側面が強い研修目標である。症例検討会でプレゼンテーションを繰り返し実施し、フィードバックすることがトレーニングとして作用するので、スキルアップに必要な研修となる。
ぜひ、今後この研修会を発展させていく意味でも、前向きに参加し、一つでも多くのことを習得して頂きたい。

鍼灸臨床研修会運営委員会 講師一同

公益社団法人日本鍼灸師会 研修委員会

〒170-0005
東京都豊島区南大塚 3-44-14

TEL 03-3985-6771

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